設計,改修設計,マンション大規模修繕工事,リフォーム・リノベーションの有限会社ノマド

リフォーム・リノベーション

時代を感じさせる柱や梁を現代建築に取り込み、再生させるためのご提案を行います。

リフォーム事例(1)


親子が共存できるマンション専有部のリフォーム

イラスト

相談者

Aさん 男性(70歳)
【家族構成・状況】
夫婦2人 <Aさん、妻(69歳)>時々、息子家族(4人)が泊まりで遊びに来る。
【家族の身体状況】
Aさん-良好
-リウマチによる関節痛

建物

  • 形式:戸建て住宅
  • 建設年:昭和48年
  • 構造:木造2階建て
  • 床面積:約125㎡
  • 間取り:4LDK

リフォームのきっかけ

  • 家が古く地震に耐えられるか心配なので、耐震性を確かめたい。
  • 耐震補強工事を行うのであれば、キッチン設備も古くなっているので、この機に設備も新しくしたい。
  • 妻がリウマチなので、家が寒くて辛い。

プランニング

希望

Aさんの希望①(相談者の視点)

耐震補強が必要なため、工事を行いたいが、明るい家が好きなので窓はつぶしたくない。また、仏壇スペースも設けたい。

工事

希望① に対する工事内容(設計者の視点)

仏壇スペースを作るために設けた壁を耐震壁としたため窓はそのままで補強できました。

希望

Aさんの希望②(相談者の視点)

妻が、キッチンで作業しつつ、合間を見て洗面室で洗濯しているが、冬は寒い廊下を行き来しなければならず悩んでいる。

工事

希望② に対する工事内容(設計者の視点)

寒い廊下を通らずキッチンと洗面室の行き来ができるように、壁を開けて引き戸を設置しました。

希望

Aさんの希望③(相談者の視点)

リビングが寒いので戸をつけたいが、和室との空間的な一体感は維持したい。

工事

希望③ に対する工事内容(設計者の視点)

リビングに引き戸を設置し、外構にウッドデッキを設置しました。

希望

Aさんの希望④(相談者の視点)

夏は暑く冬は寒いため、冷暖房費が高い。

工事

希望④ に対する工事内容(設計者の視点)

和室の窓を複層ガラスのサッシに取り替えました。

希望

Aさんの希望⑤(相談者の視点)

キッチン設備を新しくしたいが、使い慣れた設備なので交換を悩んでいる。

工事

希望⑤ に対する工事内容(設計者の視点)

システムキッチンに交換しましたが、コンロは使い慣れたガスのままにしました。

図面から見るビフォア・アフター

図面から見るビフォア・アフター
図面から見るビフォア・アフター

ポイント

1.耐震補強工事

  • 日本瓦が重いため、耐震性不足の原因の一つとなっていますが、漏水もなく状況が良好なためそのままとしました。
  • 和室内の壁の補強については、畳が取り外せるので特に工事に支障はありませんでした。

ポイント

屋根改修は費用がかかるので、壁補強の方が経済的です。補強した壁は、既存壁と比べて色が変わります。予算に余裕があれば、既存壁については壁紙の変更をおすすめします。
既存壁や柱を撤去する場合は、その壁が耐震壁かどうか確認する必要があります。原則、耐震計算をせずに、壁や柱を撤去するのは避けましょう。

和室の補強した柱

和室の補強した柱が色違いになってしまいます。
予算に余裕があれば、天井材の張り替えをお勧めします。

壁補強で洋室の色違い

壁補強で洋室の色違いが生じます。
予算に余裕があれば、既存壁については壁紙の変更をおすすめします。

2.間取り・動線の見直し

  • 寒い廊下を通らずに家事を行いたいAさんの奥様の希望に沿い、家事動線を見直しました。

ポイント

動線を見直すために既存壁や柱を撤去する場合は、耐震上の問題がありますので、建築士に相談し耐震性をチェックするようにしましょう。

3.暖房区画の創出と一体感の維持

  • リビング、廊下、階段が一体となっているため、リビングが非常に寒い状況でした。リビングに引き戸を設置し暖房区画を設け、暖房を効率よく使用できるようにしました。
  • 息子さんご家族が遊びにくるときは、リビングと和室を同時に使用していました。引き戸を設置することでその一体感が薄れてしまわないかAさんは心配していましたので、外構にウッドデッキを設け一体感を出しました。ウッドデッキでは、お孫さんが遊ぶシチュエーションが生まれています。

ポイント

部屋の冷房や暖房を効率よく使うために「冷暖房区画」を設ける方法があります。

4.サッシ改修工事

  • 冷暖房費を抑えるため、窓を省エネサッシに交換し、夏は遮熱性、冬は断熱性を向上させ、さらにガラスを複層ガラスにすることで、省エネ効果を実現させました。

ポイント

既存のサッシにアタッチメントをつけて複層ガラスにすることで、予算を抑えることが可能ですが、サッシ本体がガラスの重みで開けづらくなることが考えられます。その場合、劣化している戸車については交換の検討をおすすめします。

5.給排水工事

  • キッチンの向きを変更したため、既存の設備配管を一部撤去し、キッチンの位置に合わせて接続し直しました。

ポイント

システムキッチンにしたため、今後、安全性を考慮し、コンロをガスからIHへ変更したい場合も交換が簡単です。予算に余裕があれば、築30年以上の古い配管は、交換することをおすすめします。

厨房機器取り換え配管共

厨房機器取り換え配管共

電気配線・コンセント更新

電気配線・コンセント更新

工事後の感想

リフォームしたAさんの感想

  • キッチン、洗面室、リビングを寒い廊下を通らずに行き来できるようになりすごく快適になりました。
  • 冬の水仕事が楽になったと妻が喜んでいます。
  • 耐震補強とリフォームを同時に行ったので金額がかかりましたが、助成金を活用し予算内で工事をすることができました。

設計者から

【複数の工事を同時に行う場合】

  • 耐震補強とリフォーム工事を同時に行ったので、仮設費用などの経費を節約することができ、効率的に工事を行うことができました。

【今後おすすめのリフォーム】

  • 今回は、フローリングの更新をしないこととしたため、床暖房の検討はしませんでした。今後、床のリフォームをする際には、床暖房を検討する良いタイミングだと思います。
  • 今回は、内装リフォームを中心に行い外装リフォームは実施しませんでした。時期を見て外装リフォームを行う必要があると思います。一般的に外壁の塗装は、10~15年程度の周期で下地補修と塗装改修を行います。

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