2017/01/07 | 「細く長く続ける仕事。~団地再生~」 |
新築ばかり設計していた頃は、仕事は、単発的な感じでした。設計料も金額がまとまっていますが、設計作業も集中して行われることが多かったと思います。
リフォームやリノベーション、改修の仕事は、時間は長くかかりますが、断続的な作業と打ち合わせの繰り返しにより完成させていきます。設計料は、新築に比べると、評価が低いことが不満です。
また、長期修繕計画の観点からみれば、大規模修繕工事も通過点でしかなく、次の修繕計画に移行していきます。 そんな中で、今年は、長期修繕計画コンサルタントとして取り組んでいるマンション管理組合の団地再生プロジェクトがあるのですが、何らかの形になりそうなのです。
ここまで来るのに、8年かかりましたが、信用を得るためには必要な時間だったと思います。なんといっても、私一人ではできないことですから、クライアントの理解に恵まれたことが大きい。
細く長く続けることは、何よりも難しいことではありますが、手に入れることができれば、こんな仕事冥利に尽きることはないのではないでしょうか。
「団地再生を形にする。」は、今年の目標のひとつです。