設計事務所に依頼することのメリットは、一様の設計図書があるので、施工者選定において数社による競争見積ができることです。
また、その見積の査定や選定アドバイスを得ることができます。改修設計業務の詳細フローは以下のとおりです。
改修設計とは、建物調査診断により修繕すべきとされたものについて、どんな材料と工法でどのように修繕すべきかを明らかにすることとしています。
改修とは、修繕を越えた課題であり、改良、再生、リノベーションといわれています。建物機能向上や耐震性能向上、バリアフリーリフォーム、環境共生、省エネルギー問題と、社会的にも求められているものを解決する手段でもあります。
それらの成果品が設計図書であり、それに基づき工事費の見積ができ、かつ 適切な工事施工が行えることになります。
設計図書には「工事仕様書」と「設計図」がありますが、新築の場合は、設計図が主ですが、修繕の場合は、工事仕様書が主となり、必要に応じて設計図を添付します。
改修設計実施にあたっては、以下の内容を留意し、作成いたします。
以上について考慮し、設計を進めていきます。
施工業者選定に関しては、競争見積によるものがコストダウンのためには望ましいと思いますが、やはり、一番重要なことは安全性ですので、「安い」「高い」だけの問題ではありません。ただし、予算のこともありますので、見積査定は 納得がいくまでおこなうべきだと思います。
見積から工事金額の決定までの手順としては、